意識高いOLのブログ

ポジティブなOLが、好き放題語るブログ。

やりたい仕事が分からない、今後のキャリアに悩む人は「年収を上げること」に専念してみよう。

jørn utzon, architect, unbuilt paper factory proposal, morocco 1947

この4月で社会人5年目に突入しました。

しかし私は未だにに「キャリアプラン」というものを持っていません。

 

学生のころから、将来について考えるのが苦手でした。

別にやる気が無いわけでも、興味のあるものが無いわけでもありません。むしろ逆です。大概のことは何でも興味があるし、特定のものにこだわりはなく、どんなことでもそれなりに楽しみを見つけられるので選択できないのです。

 

就活時も大変苦労しました。無理やり捻り出した志望動機で無事会社に入り、そこで待っていたのはキャリアプランという言葉。やっと将来について考えることから解放されたと思ったのに!

  • 上司に「今後のキャリアはどう考えているのか。」と問われる。
  • 人事の自己啓発セミナーでもキャリアプランを持てと言われる。
  • 転職活動でもキャリアプランを志望動機に書かなければならない。

まるでそれがないと社会人としてダメみたいに、社会人生活ではキャリアプランという言葉がついてまわります。

 

2年目くらいまではなんとか見つけ出そうと必死になっていましたが、もうやめました。1週間考えて結論が出ないものはそもそも答えが無いのです。そしてあれこれ考えた結果、年収を上げることにフォーカスしたのです。

 

それ以来、仕事において悩むことはなくなりました。

この記事が今後のキャリアに悩んでいる人に役立てれば幸いです。

 

 

なぜキャリアプランが必要なのか?考えた

そもそも、キャリアプランはあったほうがいいのです。

キャリアプランとは、目標を達成するための道筋を指しています。たとえば将来起業したい私の友達は、人脈と経営知識を求めて最近MBAスクールに通い始めました。

目標があり、それを達成するためのキャリアプラン(=足りない知識を身に着けたり、資金を集めたり等)があるので、ネクストアクション(=まずはMBAスクールに通う)が決断ができたのです。

 

ということは、特に目標が無い私にはキャリアプランがなくて当然です。そしてキャリアプランが無いということはもちろんネクストアクションを考えるのも難しいのです。たしかに、それまでは言われた仕事を全力でこなしているだけでした。

これに気が付いたとき、どうしたものかと頭を捻りました。

 

 

年収を指標にした理由

尊敬する先輩の言葉です。

「この世に金を稼ぐ方法は2つしかない。善いことをするか悪いことをするかだ。みんなお金の話は厭らしいと言って避けるけど、お金を貰えるのは善い行いをした対価なんだ。」

 

目から鱗でした。

お金は大好きです。たくさん稼いで、好きな時に好きなものを買いたいし、大きなお家にも住みたいです。

しかし「お金持ちになる」というのを最終的な目標にするのはナンセンスだなと思っていました。お金は幸せになるための一つの要素ではありますが、お金だけで人生が豊かになるわけではないとわかっていたからです。だから私はキャリアプランについては、お金のことは考えないようにしていました。でもそれは間違いでした。

 

この先輩の言葉はグサッと刺さりました。お金を稼ぐほど、人や社会に貢献している証なんだ。この時から、私は試験的に自分の年収を指標にしてみました。

 

 

年収を指標にしてよかったこと

ネクストアクションが判断できるようになった

みなさんの年収を上げるのは、誰でしょうか。私の場合は直接的には上司です。

 

上司はたいていキャリアプランを尋ねてきます。私に必要なスキルを培える仕事を選び、取り組み方にアドバイスし、それを評価する。それが彼らの仕事なので、まずキャリアプランを聞きたがるのです。

しかし私は、どんな上司にも最初に「申し訳ないですがキャリアプランはありません。私があなたに求めているのは給与を上げることです。」と伝えるようにしています。

 

少し話が戻りますが、年収を指標にするときに、自分の会社の給与が上がる仕組みについて考えました。

昇給人数には限りがあります。すべての社員が優秀だからといって、全員上げるわけにはいきません。私たちは相対的に評価され、管理職が「この人は昇給するに値する」と評価した者だけが選ばれます。

そして私の上司は、管理職たちに「うちの部下は昇給すべきです」と提言する立場です。それを言うからには、管理職たちの期待(できれば期待以上)に応えている必要があります。ここが大事。

 

なので私は上司に「私の仕事を評価して給料を上げてほしいです。そのために私に期待していることを教えてください。」と伝えるようにしています。

言われたこと以外にも、周りからの期待を見逃さないように。

そうして上司や同僚の期待を探るうちに「なるほど私には技術的な働きっぷりよりも、プロジェクトの進行を期待してるんだな。だったら今のコーディングの仕事は誰かに振ってプロマネの仕事を手伝おう」とネクストアクションがわかるようになってきます。

 

よく「頑張っているのに給与が上がらない」と文句を言う人がいますが、頑張っているかいないかは関係ないのです。評価者の期待に応えてられているかどうか、それだけ。まず期待されていることを明確にできれば、自ずとネクストアクションがわかり、自身の評価につながり、年収は上がっていきます。

 

年収は自分を定量的に評価できる唯一の指標

私にはキャリアプランは無いにしろ、成長したいという欲求は強くあります。どう成長したいのか?を問われると、キャリアプランがないのでうまく答えられませんが。笑

でもとにかく成長したいのです。この気持ち、痛く共感していただける人がいるのではないでしょうか。

 
ーあなたは去年の自分より成長したと思いますか?

こう聞かれたら私は迷いなくYESと答えます。先ほども言った通り、給与は人の期待に応えられている対価だと思っています。年収が増えるほど、私は人に貢献するためのスキルを身に着け、より効率に実行できており、その影響力は大きくなっているはずです。

 

また、年収は他人と比較できる唯一の数字であること。デザイナーであろうが、医者であろうが、大工であろうが、どんな仕事にせよその能力や仕事ぶりの対価にお金を貰っているのです。年収が高いものが必ず優れているとまでは思いませんが、同世代や同業界の中で自分がどれくらいの位置にいるか判断するには一番明確な判断基準です。

 

いつか夢や目標が見つかるまで、とりあえず年収をあげ続ける

散々年収年収と言ってきましたが、自分の生きる目的を早く見つけたいと思っているのが本音です。

しかし焦るのはやめました。これからもたくさんのヒト、モノ、コトに出会い、色々な感情を抱くうちに見つかるだろうと呑気に思っています。

その日が来るまでは、まずは期待以上に働き、年収を上げていくことに専念します。